JBCF西日本トラック2023

6/25(日)に岸和田競輪場にて行われた第57回JBCF西日本トラックに参加してきました。

【結果】

クラッチ4位

ケイリン3位🥉

【機材】


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BOMA SWOOP TRK

【内容】

・スクラッチ

クラッチでは出場選手は多くないものの、現役競輪選手の岩井商会藤井選手や学連でも結果を残しているアブニール風間選手やJエリートツアーの有力選手である井上選手が出場しており、

自分の方針としては風間選手や井上選手の逃げが成立してしまうことに気を付けつつ、最後までしっかり残りスプリント勝負で上手く藤井選手の裏をかけるような立ち回りをする事というように考えていた。

レースは8人という少人数の出走ながら序盤からペースが速く、ホームストレートの向かい風もあってかなりキツい時間が続いた。決定的な逃げが決まる事はなく、

集団の人数が1人、また1人と削れていく展開。

最終周回で先頭に残れたのは4人のみ。藤井選手、風間選手、井上選手、自分という順番で藤井選手は後ろを伺いながら仕掛けに反応する体制。風間選手と井上選手は藤井選手をマークする姿勢で動く姿勢がなかったため、後ろから勢いをつけて勝負をかけようと考えた。

第2コーナーの出口で藤井選手の死角と傾斜を利用して勝負を仕掛け、藤井選手に並びかけるが、流石にプロの競輪選手。正面からのゴールスプリントでは歯がたたず、4位となった。


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ケイリン

実業団トラックでは年間を通してこの種目での優勝を目標としている。

決勝メンバーはスタートの並び順に

自分-名取選手-松村選手-長野選手-横野選手-西井選手

自分はペーサー直後の1番手からスタートとなった。

ペーサー離脱と同時に、西井選手が後方から勢いをつけて前に出てきたため、自分は2番手に。

しかし、西井選手の先行はそこまでペースが上がらず、車間が詰まり少しバックを踏んでしまったタイミングの残り600m程で長野選手が単独での飛び出し、独走態勢に入る。

集団では瞬時に反応して追う人がおらず、かなりの差が着いてしまう。

最終周回に入るストレートで自分から先頭に出て、追い始めるが、バックストレートで名取選手に捲られ、長野選手には届かず3位となった。


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【まとめ】

クラッチでは厳しいサバイバルレースという展開になったが、最終局面まで残り、更にそこから勝負を仕掛けに行けたことで今後の中長種目への参戦も考えられるような結果となった。あとは最終局面での立ち回りや力を発揮できるような対応をトレーニングすれば優勝も十分狙えるという手応えを掴めた。

ケイリンではペーサー離脱直後の動きに惑わされ脚を削られてしまったこと、隙が生まれたところを後方から一気に攻められてしまったこと、想定より長い距離を踏まされてしまった事、そもそもその局面に追い込まれても勝ちきるだけの実力が無かったことが敗因に繋がり、優勝を逃す結果となってしまった。

どのような態勢に持ち込まれても力で打開できるような選手を目指してこれからもトレーニングをしていきたいと思う。

 

今回の大会ではお店を通してサポートして頂いているBOMAのSWOOP TRKを使用した。

戦闘力の高いバイクで、トラック競技で上を目指すのにぴったりのバイクであると感じた。

特に、短距離種目が専門種目である自分が、スクラッチの厳しい場面を生き残り、最後に勝負を仕掛ける所まで行けたのはこのフレームの軽く手足のように扱え、良く進む特徴が力になったと感じる。

BOMAには沢山のグレードのバイクがラインナップされており、初心者から上級者向けまで幅広いニーズに応えている。

トラック競技参戦の際には是非BOMAのバイクを相棒に!
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第一回実業団トラック記録会

美鈴湖自転車競技場で初開催されたJBCFトラック記録会に参加した。

今までも数年間、東西シリーズとチャンピオンシップから実業団トラックレースを増やすという計画は発表されていたが、調整ができず今年初めて開催された大会である。トラックレースの機会を増やして頂きJBCFには本当に感謝したい。ありがとうございます。



【結果】

フライングタイムトライアル200m 

11.060 12位

ケイリン 優勝🏆️

予選1着

決勝1着

チームスプリント 3位

1:05.414


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【試合内容】

金曜日の夕方に現地入りし、美鈴湖で練習を行う。

周回練習を行い、100mダッシュを2本やり

バンクコンディションを確かめる。

ホーム側の向かい風が少しあることと高気圧の影響なのか、いつものような軽さが無い。

もしかしたらクロモリ×軽ギアでずっと走ってたから自分の感触が悪いだけかもしれないが、脚はかなり回る感覚があったため、いつもよりギアを下げてハロンを測ることにした。

1本目 11.14(5.64-5.50) 10秒台入りならず。ギアを踏みこなせて無い感触がある。さらにギアを下げて回転力を使う方向にする。

2本目 10.90(5.61-5.29)

ギリギリ10秒台

やっぱり最近のトレーニングの傾向からか軽いギアで回した方がタイムが出ている。

あと後半の方が顕著に速いからかけ下ろしもっと改善した方が良さそう。

とりあえずそんなにいいタイムでは無いけどカーボンフレーム久しぶりだしこんなもんでおっけーということにする。当日は絶対に10秒台に乗せたい。

 

大会1日目

本日の種目はFTT200mとケイリン1回戦、そしてチームスプリントである。

まずはFTT200mで10秒を出したい。またチームメイトの水澤、西川を上回るタイムを出してキャプテンの威厳を示しておきたい。

結果↓


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敗北…ッ!圧倒的敗北ッ!

タイムは11.060と目標に遠く及ばない。

しかも昨日の練習ではほぼ同じタイムだったチームメイト水澤(10.786)に大差をつけられての敗北。

敗北者ナッパ、美鈴湖に沈む…ッ!

 

とりあえず起こってしまった事は忘れて午後からケイリン1回戦

しかし直前にトラブルを起こしてしまう。

3本ローラーでアップ中もがきを入れたところ、ホイールベースが合ってなく、不安定になり、後ろに吹っ飛んでしまった。そのせいでタイヤがかなり削れ、バーストの危険もあったため、西川から新型ギブリを借りて急遽間に合わせて出走となった。

しかもこのタイミングで大粒の雨が降ってきて完全に不吉な予感がメンタルに来た。

控えテントで一緒に走る選手に「40万の借り物でまじ壊したらヤバイんでほんとコケないように行きましょう」と伝え自分自身も安全に行けるように再確認する。

レースは最後方5番手から。ペーサー周回中も車間を開けて回るなどめちゃめちゃ足を使ってしまったが雨と借り物のプレッシャーで怖すぎてそれどころじゃなかった。

残り2.5周でペーサーが離脱し、前がワチャワチャし始めたのでかなり距離はあったが1センターステイヤーライン上から加速し、そのまま逃げきる作戦にした。

腰上げるのが怖かったのでシッティングのままぬるっと加速。

前に出てからはジワジワと加速し続けそのまま逃げ切り。ここは脇本さんの先行のイメージで走った。

無事に1着で決勝進出することができた。

ケイリン終了後、雨と雷がひどい時間が長く続き、天候はその後回復したものの、チームスプリントは明日の朝イチに延期となった。

 

大会後は頂いたACTIVIKEのリカバリプロテインを飲み、翌日のレースに備える。

このプロテイン疲労の抜け具合が段違いであり、トレーニング後、レース後に必ず摂取している。

高強度が連続する試合、合宿でも次の日に疲れが取れているのでお気に入りです。

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大会2日目

アップ周回を終えたタイミングでACTIVIKEのスピードウォーターをスポーツドリンクに溶かして飲む。

これはカフェインの入った補給食ドリンクであり、飲むとスイッチが入る。購入はこちらのURLから↓

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自分はチームスプリントからスタート

水澤と西川は先日チームに加入したばっかりのため、文字通りのぶっつけ本番である。

走順は水澤-自分-西川

3人ともタイムはいいタイム出してるので足りないチームワークは無理して攻めずに脚で補う方向。

水澤がスタートで若干出遅れたため、力を抜いて加速して脚を無駄に使わないようにする。

西川は隣でマシュー=グレーツァーの真似をして遊んでいた。


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水澤は後半スピード上げられるタイプなので1走離脱後に踏み直す必要がなく、かなり走りやすかった。

ラップタイムは

25.694-19.124-20.596で1:05.414の3位となった。

ぶっつけ本番ながら去年の1:07を越えられたため各選手の脚はある。技術を磨けばこの先さらにタイムを伸ばせるだろう。

同じ会場で行われる8月の東日本トラックでは今回1:03だった岩井商会に勝ちたい。

 

ケイリン決勝

約1年ぶりに我が宿敵あるびのさんとの決戦の機会が巡ってきた。

間違いなく今回決勝に上がった中では自分とあるびのさんが頭一つ抜き出ており、かなり激しい戦いになると予想していた。


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対戦メンバーと並び順は

自分-虎太郎さん(VC)-水澤(BM)-山形(保土ヶ谷)-小松(松本工業)-あるびの(ABG)

自分は1番前からの出走となった。先頭大好きなのでとても嬉しい。

やはり先頭指定席ナッパ、先頭の景色は譲らない。

最後方にあるびのさんがいるので一番警戒しないといけないのはかまし先行である。速度差をつけられて一気にいかれてしまうと厳しい展開になってしまう。

自分の後ろが虎太郎さんと水澤なのでこの2人は自分のことをマークしたいはずだし、ペーサー離脱後にスプリンターレーンを外していても内から抜かれることは無いと考え、少しスプリンターレーンの上を走り後ろの動きを警戒する。

この並びを見た時点で、あるびのさんがかまして来たならこっちも全開で踏んでイン側ラインを死守して横並走の競り合いに持ち込む、他の選手なら番手に入りつつ後続の仕掛けを更に警戒しようと考えていた。

残り2周に入った2コーナーで5番手から山形選手が仕掛けて来る。番手にあるびのさんは続いておらず、単独である。

無理せず山形選手の番手に入ることができた。

山形選手が先行のまま残り1周に入る。ここでも頻繁に後ろを確認していたが自分の後ろは水澤-あるびのさんの並びになっており、あるびのさんはまだ踏んでいる様子がない。

残り一周の1コーナーに入った時点でジワジワ車間を詰めてバックストレートで並ぶように2コーナー出口から捲りに行く。

ここでは一気に捲ってしまわずに外を並走するようにする。

カントのキツい33バンクで並走することで後ろのコースを塞ぎ、勝負権を無くす。

更に、イン側の山形選手の間のスペースは徐々に狭めていき、イン側から抜きに入って詰まるように誘う。

この時点では後ろの状態は全く見れていなかったので怖かったがイン、アウトどっちから来ても不利なラインに誘導するようにしておいた。

これは去年の全日本実業団トラックでの反省点でもある。

4コーナーで山形選手との並走状態を終わらせ、前に踏み始める。

ここで競り勝てたことにより左右は誰も居ない状態になった。全力で踏む。もう捲られない自信があった。

ゴールラインを越えて遂に実業団レースで初の優勝を手にすることができた。

とても嬉しい。また強力なライバルも倒すことができた。


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調子は万全とは言いがたかったし、実際フィジカル的には自分より上のライバルがいるなかでも、しっかり作戦を立て、周りを把握し展開を常に作り続ける事で勝つことができたのでそこはとても良いレースだったと思う。

しかし、純粋な脚力で圧倒するようなレースでは無かったことも事実。

もっと力で圧倒できるような実力をつけるためにもっとトレーニングをしたい。

 

【終わりに】

マネージャーミーティングのときに言われたが、今回の実業団記録会は赤字であるらしい。

しかし、社会的責任を果たし競技人口を増やすために開催に踏みきったと運営の方は話されていた。どんどん周りの人に声をかけて参加者を募ってほしいともお願いされた。

私自身も大規模なトラックレースの開催回数が少なく、悩んだことがあったため自分にできることでこのような活動をサポートしていきたい。

 

 

 

 

JBCF全日本実業団トラック2021

今年の実業団トラック最終戦に出場した。

例年、JPTの選手も多くエントリーしてくるハイレベルなレースである。

去年はスクラッチケイリンに出場したがそれぞれDNF,2回戦敗退と惨敗している。

今年度はオープン参加の日本大学も参加しておりかなり難易度の高い大会になることが予想された。

去年大会の反省も交え遠征の際の陣地用品もチームのショップZUNOW EAST(https://www.zunoweast.jp/)から用意していただき、参加することができた。



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【結果】

クラッチ 23位

ケイリン 1回戦 3着

     敗者復活戦 1着

     1/2決勝 5着

     順位決定戦 2着 

     最終順位 8位

チームスプリント DNS

ケイリンにて実業団登録選手最高位のため全日本選手権の参加資格を獲得

【機材】

フレーム FUJI TRACK ELITE

前ホイール フルクラム レーシングスピード

後ホイール カンパニョーロ ギブリ(白)


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【天気】

1日目 晴れ

2日目 晴れ

【内容】

直前になるまでかなりコンディションが整えられず、かなり悪い状態だった。原因は恐らく2週間前にあった競輪選手養成所入所試験のために軽ギアでずっとクロモリフレームに乗っていたため、重いギアでカーボンフレームに乗る感触を忘れてしまっていたのと長く続いた遠征&トレーニングの疲れの為だと思われる。あと船酔い

 

そのため、大会直前の1週間はまず疲れを抜くこととロード練習にて重いギアでじわじわ踏む練習を意識して行い、カーボンフレーム&重ギアの感覚に身体を慣らすようなトレーニングを行った。

もう時間がなかったため、失敗すれば挽回する余裕はなかったが、成功した。大会前日にはハロンも2回連続でほぼ自己ベストに近いタイムが出せた。

やはり、自分の身体の状態をしっかり考察してそれに合わせたトレーニングをするというのは結果を出すために必要である。

 

大会前日から境川に入り、ポジションの最終確認と何度か本番仕様でもがきを行いコンディションを確認。その日は早めに宿に向かい、後から合流してくるタモンと大盛りの合流を待つことにした。

ここで、井狩と「あいつらは夜遅くに宿に来るだろうから部屋に入ってきたところでガチギレどっきりを行おう」との合意がなされた。

作戦概要は2人共にこっちが寝ていれば静かにそーっと入ってくるだろうが、物音を立てた瞬間にガチギレすると言うもの。

しかし、奴らは予想の斜め上を行く

寝たふりをして待っていたら元気に部屋に入ってきたあげく、自分の枕近くに持っていたレッドブルをぶちまけた。

あまりの出来事に寝たふりをしていたが笑ってしまい、失敗してしまった。

こいつら本当になんなんだ…

 

大会1日目

一応ぐっすり眠れた。

今日の自分のレースはスクラッチ決勝の10kmのみ。

チャレンジ感覚で出るためにかなり気楽に構えていた。

 

朝はかなり寒かったこともあり、周回練習は行わずローラーでのアップをするのみに留めた。

細菌の実業団スクラッチは途中で集団がバラバラになり、先頭がそのまま少人数でゴールまで到達するパターンが多かったため、なるべく最初から先頭付近にいることを作戦とした。


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スタートも集団の前よりから。

リアルスタート直後も一気にスピードが上がるような感じではなかったが、ジワジワとスピードが上がり続け、かなりハイペースなレース展開となった。

とりあえず愛三とキナンの選手を見かけたら後ろに飛び付くようにしていた。

途中何度か後ろに下がってしまったが、集団が縮んだタイミングで前に戻るなどして余裕のある状態で終盤まで走ることができた。

残り周回が少なくなってきたタイミングで愛三の岡本選手が逃げて行った。飛び付きたかったが前が塞がれており、集団に取り残されてしまった。

この後は集団のなかで一番スプリントのありそうなキナンの荒井選手の番手に位置取りをした。
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残り2周回のホームストレートを愛三の大前選手、荒井選手、自分の順で通過し、このまま行ければいいなと思ったが残り1.5周(ゴール前600m)で先頭に出されてしまう。

速度がかなり上がっていたため、ここで自分は上に上がったが、集団は1列棒状になっており、自分の入るスペースはなくここで戦線からは離脱することとなってしまった。

後から考えれば残り1.5周で前に出た時点で流し先行をし、ラスト1周くらいからスパートすればもがき切れただろうが、走ってる瞬間にその判断ができなかった。

中距離種目の経験の浅さが敗因に繋がってしまったと思う。

しかし、前回は中盤で早々に千切れリタイアとなってしまったことを考えればかなり力が付いてきたのは明白。

今回のレースはAvが約50km/hとかなりハイペースのレースだったが先頭付近でしっかりと展開できたのは自分の脚質を考慮してもかなり良いと言えるだろう。

これからはケイリン、スプリントだけではなくスクラッチにも積極的に出てみたい。

 

2日目

本日は大本命のケイリンが行われる。

チームからバトンホイールを借りて、しっかり周回練習で感覚も確かめたが、ここで大事件を起こしてしまう。

周回練習を終え、誘導路に入って曲がろうとしたところで前輪が滑り、単独落車してしまう。

この落車でペダルが壊れ、借り物のクリートとペダルに変えたり、ロードで使っていた物に変えたりとかなり混乱した状態になってしまった。

また、左半身の数ヶ所に打撲と右足を変に捻ったため、痛めてしまった。

 

遠征から帰ってきた今も痛い。痛みが長引くようなら病院に行こうと思う。

 

そんな感じで迎えてしまったケイリン

今回、オープン参加の日本大学自転車部のメンバーが7人エントリーしている。国内最強の学連チームと走れるのは貴重な機会なので自分の実力を知るためにも全力を出しきりたい。

1回戦は同じ組に日大の川上選手、ロジスティージャックの大村選手がいる。

大村選手は実業団でも最強クラスの選手であり、川上選手は高3のときのインターハイで準優勝しているトップ選手。予選は1着上がりなので厳しいレースになるが勝ちきらないと上には上がれない。

残り1周手前から仕掛けた川上選手-大村選手-自分の並びでバックストレートに入り、捲りにかかったが

クリート位置がしっくり来ずに上手く速度を伸ばせず、3着となった。

レース後に借り物のクリートとシューズの感触が悪かったので自分のロードで使っているものに変えた。


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続いて敗者復活戦。ここでも1着しか次に進めない。

4人でのレースとなり

Tonyレーシングの宮本-ロジスティージャック羽田野選手-ラバネロ佐柄選手-自分の並びとなった。知り合いの多いレースだった。

今回の試合ではケイリンは1日で予選から決勝まで行うため、あまり消耗せずに次に進みたかった。

ギリギリまで後ろに控え、一気に捲り前に出てしまおうと思う。

作戦通り、バックストレートで一気に捲り

余裕を持ってゴールできた。2回線に進出。


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2回戦では日大の伊藤選手、三神選手、角選手、高木選手、キナンの荒井選手との対戦となった。

どの選手もヤバい。

一番外からの発走となり、ペーサー離脱後早い段階から速度が上がったこともあり、最後尾でラスト一周に入る。

2コーナーから捲りを放ち、中団に並びかけるが3コーナーまでに捲りきれず、前で日大4人が横並びになっているところに加われずに敗退となってしまった。

これで順位決定戦に回ることになった。

 

本日最後のレース、順位決定戦

メンバーは日大の高木選手、キナンの荒井選手、ロジスティージャックの大村選手、ルクトスキップの市川選手、ラバネロの渋谷選手、自分である。


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勝戦は全員日大となったため、ここではしっかり勝ちきり、オープン参加を除いた選手の中では最高位を取りたい。

発走順は自分-大村選手-渋谷選手-市川選手-荒井選手-高木選手の並び順。

ペーサー離脱まで大きな動きはなく、離脱後もしっかり後ろを見ながら最終周回に入っていく。

残り1周のホームストレートで大村選手が番手から仕掛け、前に出てくる。

しっかり後ろに付き、バックストレートで捲りに出る。


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3コーナーから並走が続き、ストレートの加速で競り勝ち、勝てる!と思った瞬間、左から物凄い勢いで日大の高木選手が中を割って来て抜かれた。


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横並びで競ってる間を割ってくるのは全く想像しておらず、完全に油断していた。

今まで走ってきたレベルのレースではあんな上手い走り方をする選手は居なかったのでレベルの差を痛感すると同時に、まだまだ自分のテクニックを磨く余地があると学べた。

結果は2着でリザルトは8位となった。1~7位までが全員オープン参加の日大なので実業団ではトップの成績を取れた。

また、これにより12月に伊豆ベロドロームで行われる全日本選手権大会の資格を獲得できたようなのでそちらへの参加も検討する。

 

【総括】

クラッチではしっかり中距離レースも走れそうだと言うことが分かってよかった。

ケイリンは今シーズン3大会走った感じ、実業団内ではかなり安定してトップレベルで戦えるようになったと思う。

1年間でJBCFのトラックレースが3回しかなく、チャンスは少ないが来シーズンこそは優勝を勝ち取りたい。

また、今回のケイリンでは学連トップレベルの選手と一緒に走る機会に恵まれ、そのレベル差を痛感する事となった。脚力はもちろん、その他の立ち回りが本当に上手く現状ではどうやっても勝てないと感じた。

今までは脚力だけで戦ってきたイメージだが、学連レベルの選手相手では脚力に加えて正確なテクニック、その瞬間で直感的に身体を動かすセンスが揃っていないと勝てないと痛感した。

あまりにもレベルに差がありすぎる。これは踏んだ場数の多さだったりもあるだろうが、もっと経験を詰みキレた走りのできる選手を目指したい。

 

また、シーズンを通してメカニックとしてサポートをして頂いた小西さん。遠征用具をサポートして頂いたZUNOW EAST 大山店長。遠征の度に運転して貰っている井狩のサポートなくしては今シーズンの結果は出せませんでした。

ありがとうございました。

 


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帰り道はイニシャルDを流しながら帰宅した。

ディープだぜ…ケイリンって種目はよォ…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JBCF東日本トラック2021

JBCFのトラックレースシリーズ2戦目、東日本トラックに出場した。BMレーシングZUNOWトラック班は去年のこの大会で再結成され、活動を再開した。

チームが再結成されてから1年目の大会、去年からどれだけ成長したかをしっかりとチーム内外に知らしめたいところである。

去年は自分1人が参戦。

ケイリンは1回戦6着、敗者復活戦2着の予選落ち、

スプリントも11.603で予選20位の予選落ちとまさに絵に描いたような惨敗とそれは酷いものだった。

サポートに来ていた井狩からは遅いものを表す意味として「~はナッパのハロンより遅い」ということわざを作られるなど死すら生ぬるい程の屈辱を受けた。

今年は5人で参戦、団体競技にもエントリーできた。


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【結果】

・スプリント

予選11.057(7番時計)

1/8決勝敗退

ケイリン

1回戦2着

1/2決勝1着

決勝4位

・チームスプリント(タモン-自分-大盛り)

1:07.705

3位

【機材】

FUJI TRACK ELITE

後輪 白ギブリ

前輪 レーシングスピード

スプリント予選のみ前輪 マビック イオ

 

【天気】

1日目 晴れ めっちゃ暑い 風ちょっとある

2日目 曇りのち晴れ 午前中はちょっと肌寒い

風はほんの少し

【内容】

前日の夜にバンク入りし、バンクの感覚を掴むために周回練習とハロン計測を行う。

11.15と11.06、思ったよりタイムが出ない。


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あと、めっちゃ脚が重い。腰を下ろしてからが全然踏めない。ポジションもちょっと弄ったがなかなかしっくりこない。

暗かったこともあり、あまり効果的な調整はできなかった。

でも、涼しくて走るのは気持ち良かった。


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初日はスプリント予選からスタート。

周回練習が1時間30分とたっぷりあったので昨日よりは良いポジションが出せた。しかし、足は依然として重く、周回練習の最後は千切れてしまった。

長い時間もがくことができない状態でとても不安になる。このとき、原因が分からなかったが後に判明する。

スプリント予選の準備をしていて思ったが、美鈴湖は標高が高い分、かなり酸素が薄い気がする。かなり息苦しさを感じた。

予選結果は11.057の7番時計。10.7辺りを狙っていたので全く満足できない。原因は前日からの足の重さと、33バンクでのかけ下ろしの感触がいまいち掴めなかったこと。加速しきれてない感じがした。

一応1/8決勝には進出。



次はケイリン1回戦。

自分の組は結構メンバー強め。

国体や学連の短距離レースで結果を出してる中井選手、西日本でも決勝一緒に走った虎太郎さん、保土ヶ谷の宮本君。

2着までが上がれるのでずば抜けて強い中井選手の番手で着いて行って確実に上がる作戦。

クジ運も良く、中井選手の後ろに着けた。

そのまましっかりと残り一周の仕掛けに反応して最後は後ろも完全に居なくなって2着でゴール。不調を考慮してギアを少し下げて行ったが、本当にキツかった。しっかり休んで明日までに改善したい。

 

また、今回ケイリンにはBMレーシングから4人が出走したが自分以外はみんな1回戦を落としている。

もっと精進してほしい。


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スプリント1/8決勝

因縁の宮崎君との対戦。

アウト側から発走。早くから仕掛けて前に出たかったが、うまく押さえられてしまい、最後は差しきれず…

結局何もできずに負けてしまった。

スプリント対戦の下手さは何とかしないといけないと思う。せめて予選タイムより順位を落とさないようにしたい。

そして1/8敗者復活戦

3人の出走のうち、2番手の最悪なポジション取りをしてしまう。

前も後ろも警戒しないといけない状態で、後ろに予選10.8の速い高校生がいたため、後ろを気にしていたところ、ルクトスキップの佐々木さんが微妙に飛び出しているのを見送ってしまう。

ヤバいと思ったときにはもう遅く、追いつけずに敗者復活ならず。スプリントは1/8決勝で敗退となってしまった。

これで初日の競技は終了。

他のメンバーの試合もなかったため、さっさと宿に帰って回復に努めることにした。また、身体のダメージを回復させるべく、チャーハンの美味しいさくら食堂にてチャーハン大盛りとチキンカツ定食を食べ、お腹を一杯食べた。5人で入ったのに10人分の定食が並ぶ様はなかなか圧巻だった。

 

そしてここで不調の原因の考察。

実は2週間前にシューズを新しく購入し、それを使っていたが、元々剛性指数が12のGIRO EMPIREから14のFLR F-XXにしたため、ソール剛性に慣れていなく、不調になったのでは?という疑念が発生した。

そのため、2日目は元々使っていたGIROにシューズを戻すことにした。

これは大正解であり(もしかしたら宿で回復しただけかも知れないが)次の日は周回途中から調子が良く、長い時間のモガキもしっかり踏みきれることができた。

 

2日目

2日目はチームスプリントからスタート。

本来なら西日本トラックで入賞したときのメンバー、

タモン-自分-井狩で行くつもりだったが、井狩が負傷して調子が悪いためこれからの経験になるということも踏まえて、タモン-自分-大森の構成とした。

焦りすぎて1回フライングしてしまった。

バック側のルクトスキップさん、ごめんなさい。

再スタートはめちゃめちゃビビリながらスタートしたがしっかり隊列も整えられた。

やっぱりタモンの最高スピードが物足りないので、1走離脱時にかなり加速をしないといけない。ここを改善できればもう少しタイム上がると思う。

自分は1周19.5秒(Av.61.5km/h)ペースでまわり、大森にバトンを繋いだ。離脱も上手くできたと思う。

結果は1:07.703の3位。

3位だが今回は1位のみ表彰で賞状は無し。残念。

 

 

チームスプリントの直後にケイリン1/2決勝。

ローラーで足を少しだけ回してすぐ出走だったので不安だったが、今日は調子も良く、イケる気がする。

同じ組にイノさんがいらっしゃった。出走前に隣のテントに呼び出して頂き、「ナッパの番手で回るから先行して」とのご指導を頂く。

ペーサー離脱時の並びは

長尾さん-布施さん-根本さん-山浦さん-自分-いのさん

今日は調子もいいので残り1.5周らへんで一気にかけちゃおうかなと思っていた。残り1.5周、距離にして大体500m位。前のメンバーが一瞬目を離した隙に加速。

しかし、バンクの内外から来たぞ!と指示が飛んでおり、2センターから4コーナーにかけて3人並走になる。

ここはしっかり競り勝ってしっかり先頭で残り1周に入る。

そこからはしっかり先行、最後の直線では捲られないだけのリードができていたので流してゴール。上がりタイムは11.4

しっかりいのさんも2着に入り、労いの言葉を頂いた。

ラスト周回は18.5秒(Av.64.5km/h)で回ってこれた。

先行で勝つ選手はカッコいいと思っていたが、今回は結構カッコいい先行ができたと思う。

 

 

これで残すはケイリン決勝のみ。

決勝のメンバーは新潟農業食料大学の中井選手、シクロネロの布施さん、ロジスティの大村さん、六本木の武田さん、トニーレーシングのイノさん、自分の6人。

並びは

大村さん-中井さん-布施さん-イノさん-武田さん-自分の並び。

やはりずば抜けて中井さんが強いのでみんな中井さんの事を警戒しているようだった。

1周回が終わったところで5番手の武田さんが少し車間を切っているのが気になった。1/2決勝で中井さんから切れてしまっていたし、車間を切られたまま前で動きがあると対応できないので声をかけて前に入らせて頂く。

その後は並びのままペーサー離脱、大村さんが速度を保ったまま流し先行して後ろは1列のまま、自分は車列のスリップストリームから抜けることにビビって動けなかった。

そのままラスト周回に入るところで中井さんがスパート、並びそのままでハイペースになってしまう。

こうなると車列から外れて捲りあげるのは無理。

3位争いをイノさんと競ったが捲りきれず4位、入賞を逃した。

格上の選手に完全にビビり、展開を他の選手の動きに任せた結果何もできずに負けるという情けない展開になってしまった。

それに、周回途中で前を譲ってくれた武田さんは自分が先行で動くことも期待して譲ってくれたはず。

自分は武田さんの勝負する機会も奪ってしまったということになる。本当に申し訳ない事をしてしまった。


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あのような展開ならば、例えば中井さんの横まで上がっていき、進路を押さえつつ外並走し、大村さんにだけ対応すればよい展開を作るというのが自分のやるべき動きだったと考える。

その場合は後の武田さん、イノさんも自分の後ろに着くだろうし、3人で外並走の車列になるはずで、しっかりと進路も押さえられただろう。

敗因は有力選手の動きに依存し何も考えずに出走し、展開を他人に任せてしまったこと。

もっと自分から動いてレース展開を作らないと勝てない。また、レースの展開もしっかり瞬時に判断できるようにならなければいけない。

 

【総括】

脚力はわりとしっかり着いてきた、去年の結果と比べるとタイムも出ているし、実業団トラックでは安定して決勝に乗れているのも実力だと思う。

しかし、レースに勝てず弱かった時期が長かったためまだ精神的に弱く、格上の選手を相手にするとびびってしまうのが課題。格上の選手に競り勝つためにしっかりと作戦をたて、自分の脚を使うところでは勇気をもって実行する度胸が必要だと感じた。実際、負けるときのパターンは相手に先に行かれてしまい、捲りきれずに負けるパターンが多い。もっと勇気をもって徹底先行できるようにならないといけない。

今年の実業団トラック最終戦は約2か月後。

それまでにしっかり弱点を克服して絶対に優勝したい。

 


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後輩の大盛りが初日レース前にピストのネジを排水溝に落として騒ぎになった。そんなに毎回強制イベントを起こさないで欲しいw

借りたチェーンリング拭いて返すときに自分の新品のタオルをウェスと間違えて使ってた。指導をしておこうと思う。そのあとピカピカのチェーンリングを見せて鏡ができました、エヘヘ。とか言ってた。ぶっとばすぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JBCF西日本トラック2021

今年の目標レースの1つでもある実業団西日本トラックレースに出場してきた。

このレースは実業団の数少ないトラックレースであり、再結成2年目となるBMレーシングトラック班の主たる目標レースでもある。

目標は個人種目団体種目共に入賞すること。


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【結果】

スプリント予選11.127(6着タイム)

1/8決勝(vs 田中克尚KINAN Cycling Team )

敗退

敗者復活戦(vs 古本清文・長尾宏樹 ラバネロ)

1着

1/4決勝(vs 宮崎太志AutobahnGotemba)

敗退

5~8位決定戦(vs 姫野正志Team ZERO UNO FRONTIER

・福元啓太CWASPアタリ前田・田中克尚KINAN Cycling Team)

4着

スプリント最終順位8位

 

ケイリン

1回戦

1着 上がりタイム11.416

準決勝

1着 上がりタイム11.850

決勝

2着 上がりタイム11.560

ケイリン最終順位2位

 

チームスプリント

決勝

1:21.313(Av.53.13km/h)

3位

 

終結果一覧

スプリント8位

ケイリン2位🥈

チームスプリント3位🥉


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【内容】

大会前日に現地入りし、睡眠もたっぷりとったため当日の調子は良好。ご飯もたくさん食べた。

初日は周回練習が1時間あったため、51-15でゆっくりと25周回のアップ、その後51-12にギアを変更して掛け下ろしの練習を行う。小西さんがメカニックとして同行してくれたため、ギア変更も素早く行えてとてもありがたかった。

バンクの感想としては、走路はとても軽くて走りやすい。しかし、客席部分がバンクの半分程と少なく風がかなり強く吹いている。特に、ホームストレートは強烈な向かい風である。

また、ストレート部分の傾斜がとても緩く、コーナーのカントも高くない。ハロンは少しやりにくそうな気がする。

 

まずはスプリント予選。ここ最近は西武園、境川の練習で10.95、11.05とベストタイムが出せていたので10秒台を狙っていた。実業団レースの記録は公式記録として使えるので是非自分も並み居る強豪スプリンターが入会している10秒クラブに入会したかった。

結果は11.127(6番タイム)

あまり満足はできないが、悪い走りでは無かったと思う。ホーム側の風が強く、最終周回の1~2コーナーまでに速度を十分に乗せることができなかったがパワーで無理やりリカバリーしたと言った感じ。

次はケイリンの1回戦。

上位2着までが準決勝に上がれる。この種目での上位入賞を狙っているので2着までと言わずしっかりと勝っておきたい。

要注意はプロチームのキナン所属田中選手、学連の短距離班出身でインハイ、インカレと入賞経験のある有力選手である。また、春の選抜で入賞している高校生、弓矢君。

並びは自分-田中-弓矢-渋谷-落合 (敬称略)

ハロンのタイムから見て捲られると言うことは考えにくく、負けるとしたら後ろから行って間に合わずに負けると言うのが懸念だったので前からのスタートは好都合。

ペーサーが抜けてから後ろを牽制しつつペースを維持する。

最終周回に入る直前からゆるゆると速度を上げ始めたら弓矢君が飛び出してきた。落ち着いて後ろに付き、バックストレートで一気に前に出て、後は200m逃げ切りシスターズになるだけ。

しっかり1着で上がれた。よかった。
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1時間ほど空いてスプリントの1/8決勝

相手は先程ケイリンでも対戦したキナンの田中選手

経歴から見てもスプリント対戦のスペシャリストと言ったところ。自分はアウト側からスタート。

後ろを死守しようと思ったが、半周で呆気なく前に出されてしまう。その後、一瞬視界から消えたと思ったら仕掛けられていた。強引に追って最後は差を詰めたが負け。今まで都内の知り合い同士としかスプリントの対戦をしてなかった自分にとっては圧倒的な経験不足であった。

予選タイムは自分の方が速かったので、もっと早く自分から仕掛ければよかった。反省。

スプリントは敗者復活戦に回ることになる。

次はスプリントの敗者復活戦

相手は2人共にラバネロで長尾選手と古本選手

チームメイト同士が相手で本当に走り方は悩んだ。

2対1での対戦は不利極まりなく、相手の作戦にハマったら面倒なことになる。

一か八かでツインターボばりの超ロングスパートを掛けることにした。

理由は古本さんはマスターズの選手であり体力勝負に持ち込めばこちらに利があること、長尾さんも最近は1kmTTのタイムが出ておらず、2対1で変に絡まれる前にぶっちぎってしまえば勝てると思ったからだ。

スタートしてから1度上に上がり、速度差を付けてスパート。700mもがくのはかなり脚に来たがターボエンジンを全開で逃げ切った。

これで1/4決勝に駒を進めることができた。

ちなみにこの後の2組目ではあるびのさんがスタート直後からターボエンジンを全開で逃げまくっていて運命的なにかを感じた。なお逆噴射して競輪選手に捕まってた。

30分程空いて1/4決勝。本日のラストのレース。

相手はABGの宮崎君。直接走ったことが無かったが彼は高校1年生で競技歴も浅いのにめっちゃ速いと言うバケモノ。

ただ、こっちは競技歴7年目である。負けられん。

イン側からスタートして、しっかり見続けていたが、最終周回でインか?アウトか?とやっていたところでアウトから行かれて負けた。めっちゃ上手い。

脚もあるし、センスもある。これからもっと強くなると思うので次は勝てるように頑張りたい。

この敗戦は本当に悔しい。戻ったときに井狩からは腹を切れと言われた。

この対戦でももっと先に自分から掛けていれば良かったと思う。直前に敗者復活戦があり、疲れがあったので後ろから行こうと慎重になってしまったのが敗因である。

スプリントの対戦はもっとこれから練習していきたい。

これで初日の競技は終わり。2日目はチームスプリントからスタートすることになる。

 

ちなみにケイリンの予選各組の1着は身内だったので記念に3人でうまぴょい伝説しておいた。
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1日目終了後宿

5レースも走ったので疲れが半端ない。ストレッチ、マッサージをして、プロテインを摂取して即効寝た。

井狩の寝相が悪く、何度もお布団に侵略してきたので1500wで蹴り飛ばしておいた。脚がもげる夢でも見て欲しい。成仏しいや。

 

 

2日目

大会2日目はチームスプリントからスタート

初日に5レースも走ったせいで脚が重い。周回練習は15分だけ入った。

チームスプリントはお昼頃なので補給のゼリーを食べ、水を飲み、バナナ(ABGからの差し入れ、ありがとうございます)を食べながらストレッチをして休ませて貰う。

チームスプリントは多聞-自分-井狩の順

2走の目標ラップは24秒中盤

スタン速い多聞から千切れないこと。

ホームスタートで交代が向かい風となる。

多聞はやはりスタートが早い。最初の200mは17秒前半で入る。なんとか付いていけている。

しかし、ホームストレートで失速、かなり間が詰まってしまう。スピードを殺さない為に内側にタイヤを差し込んでごまかしたがここでかなりタイムをロスしてしまった。

1走離脱直後に3走井狩から「おっせぇぞボケカスちんたら走ってんじゃねぇ!ひき殺すぞタコ!」と罵声が飛ばされる。競走馬がムチ入れられる気分が分かった。

死に物狂いでペダルを踏みつけ、なんとか走りきり1周のラップタイムは手動計測で24.6(58.5km/h)風が強かったのでまずまずというところ。

ちなみに3走の井狩は激垂れして26後半から27秒程で回ってきていた。ぜひ腹を切って欲しい。

結果は10チーム中3位で賞状を獲得。BMレーシングZUNOWとしては実に20数年ぶりの実業団トラック入賞となった。


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1時間ほど空いてケイリンの準決勝

同じ組にABGの宮崎君、VC VELOCEの虎太郎さんがいる。

狙うはもちろん1着上がり。並びは

渋谷-自分-虎太郎-宮崎-市川-弓矢   (敬称略)

有力選手かつ知り合いが2.3.4と並ぶ展開。

あらかじめ2人に自分から行きますよと軽く伝えておく。

自分が先行して、後ろから捲ってきて横並びになってしまえば外からは捲られないだろうと期待。

宣言通り、残り1周のホームストレートで腰を上げてスパート、コーナー抜けたところで再び腰を上げて再加速

コーナーで目論見通り、虎太郎さんが横に並んでくる。

これで後ろからはもう来ないだろうと思っていたが、ルクトスキップのオレンジのジャージが目に入る。

ヤバイと思い、踏み直してゴール。

結構最後は横並びのギリギリだったっぽいが、しっかり1着ゴール。決勝進出を決めた。

今回のレース、最終バックストレートで腰を上げて再加速したのがものすごく良く決まった。この感触は忘れないようにしたい。
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次はスプリント5~8位決定戦

あまりやる気はない。30分後に大本命のケイリン決勝が控えている。

そもそも、今大会の入賞は3位までなのであまりやる意味も無いような気がする。

1番アウト側からスタート。競りに行くつもりも無いので邪魔にならないポジションでありがたい。スタート直後から姫野選手がカッ飛ばしていく。田中選手、福元選手も続いてカッ飛んでいった。付き合ってはいられないので、自分も申し訳程度に腰を上げてから残り一周はゆったりとサイクリングとすることにした。

なかなか天気も良く、沢山の人に見守られながら実況もして貰えるゆるぽたはなかなかに乙なものだった。

全く脚を使わずにケイリンに向かうことができた。

スプリントの最終着順は8位となった。

 

 

今大会、最後のレース

ケイリン決勝

メンバーはやはり決勝だけあって有力者が揃っている。特に京都産業大学の小堀、終生のライバルABGのあるびのさんは特に強力である。

並びは小堀-あるびの-虎太郎-田中-弓矢-自分

最アウト側からスタートとなった。全選手の動きが見れるので好きな位置である。

1周が終わった所で弓矢選手が先頭の小堀の横まで上昇、自分はそれについて行く。

これはかなり良い判断だと思った。誰も行かなくても自分が小堀の横までは上昇しようと思っていた。

外に並走することで、あるびのさんの動きも封じ、危険な小堀もマークすることができた。

この周回では外に出たそうなあるびのさんを押さえるために横でピッタリ並走してあるびのさんの腹をツンツンしておいた。

残り2周回バックストレートで小堀が上に上がり、自分の横まで来る。

これで少し体制がバラけ、弓矢君のインコースが空く。

これを突いて前に出たところで田中選手がスパート。

自分もそれに続く。

このときの入りの200mは11.2程、スピードは上がりきって冷静に周りを見れていた。

前には田中選手だけ、抜いて逃げきれば優勝と思い、アドレナリンが出てるのを感じた。

バックストレートから田中選手を捲り始め、先頭に出る。

この瞬間は永遠にも感じられた。とても気持ちよかった。

ストレートに入り向かい風で少し失速したが捲りに来たあるびのさんを押さえきり、これでゴール!と思ったところで大外から小堀が飛んできて差された。
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やってしまった。油断したわけではなく最後まで踏み続けたが、見えていなかった。最後の最後で勝利を逃した。

最終着順は2位。去年には考えられないほど成長した嬉しさもある反面、ほんの少しの差で勝利を逃したのが悔しい。
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【総括】

去年シーズンはケイリン、スプリント共に予選落ちでタイムも出せなかったが、冬場から自分でシーズンに向けて逆算し、考えてやってきたトレーニングが形となって現れたレースだったと思う。確かな成長を感じた。

この調子で続け、この先の東日本実業団トラック、都道府県大会、国体、全日本実業団と結果を出していきたい。

またこの大会はコロナ禍の中開催されたが、感染対策もとてもしっかりしていて、安心して参加することができた。

JBCF関係者の皆さま、大会の開催ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京都国体予選2021

先日東京都の強化指定選手になった。

ここからしっかり記録を残すことで国体のメンバーに選ばれる。今日はその選考対象となるレースである。

本日はスプリント、ケイリン、1kmTTに出場する。

朝は群馬から直行の井狩が車で迎えにきてくれた。いつもサポートしてくれている彼には本当に感謝しかない。

レースでの結果も彼のサポートがあってこそのものである。後でお昼ご飯を奢ることにする。
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【天候】

晴れ 風はほんの少しなのであまり気にしなくていいレベル 気温は32~3度。暑い。

【機材】

フレーム:FUJI TRACK ELITE

前輪:フルクラム レーシングスピード

後輪:カンパニョーロ ギブリ(白)

スプリント予選54-13

1kmTT 54-15

スプリント1/2決勝52-13

ケイリン53-13

スプリント決勝53-13

【結果】

1kmTT 1:12.68

スプリント 優勝(予選11.69)

ケイリン 4位

 

 

【内容】

今日のレースは先月にTR9から乗り換えたTRACK ELITEのデビュー戦で、まだ2回しか乗れてないがローラーなどでポジションも合わせ用意もしっかりできていた。


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まずは周回練習から。51-15の軽ギアを使って高体連OB3人で20周回。

最後にケイリンのロングスパートを見据えてストアーラインからの掛け下ろしで1周もがく。

脚も回ってるし感触も良い感じ。


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まずはスプリント予選。タイムスケジュールがかなり過密でアップができない。周回練習をやってからローラーでアップをしたかったが、やむなくそのまま向かう。

競輪場の使用できる時間の都合などもあるのでしょうがないのだろうが、もうちょい余裕を持ったタイムスケジュールにして欲しい。アップが不十分でもがくのは怪我の恐れもあるし、あまりよろしくないと思う。

また、検車でもトラブルが発生してしまう。

今回の大会はJCFの競技規則に則って進められると書いてあったので、コックピットから見えない位置にサイクルコンピュータを付け、データを取るつもりだったが、検車のときに「付けられない、外してください。」と言われ、最初から検車をやり直してくださいと言われてしまう。

今回適用のルールでは付けられると思う、という話をしていると審判長が歩いてきて問題ないとの許可が降りるが、

時間が押してるから早く行けと言われて、そのまま出走させられる。

正直言ってこの対応はかなり不満だった。

運営側でルールの周知が共有されていないのはどうかと思う。また、出走するのが遅れたと警告を受けたが、検車で問題がなければ間に合っていた。

そんなこんなで集中力も切れ、あぁ、今日はタイムでないだろうなぁと思いながらかける。

結果は11.69の3番タイム。 11秒前半は出したいと思っていたのでこの結果は不満だが、上位4人の決勝には上がれたのでまぁ切り替えていくとする。

次は1kmTT。例によってアップはできない。

そもそもスプリント予選からプログラムが空いてないのでギアを変えるので精一杯。

木曜日の練習で調子のよかった51-15からディスクホイールなのも考えて少し重くし、53-15でやりたかったが、53がなく、やむなく54を使う。この選択は間違いだった。

スタンが上手く加速できず、後半も速度に乗りきれない。タイムは1:12.66

遅い。シングルは出さないと話にならん。

あとDHハンドル用意せないけない。

 

次はスプリント1/2決勝。

相手はラバネロの長尾さん。元チームメイト。

元々タイムはかなり速い人だったがここ最近は不調らしい。以前から1対1なら負ける感じでも無かった。

2コーナーで相手がしかけたので後ろにつき、ラストの直線で差した。上がりタイム11.83で決勝進出。
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ケイリン決勝

今回のケイリンは7人と人数が多く、メンツも割と強力。周回の並びは

中島(日工大)-吉川(日大)-穴澤(無)-自分(BM)-長尾(ラバ)-澤田(山梨学)-鴨下(日体大)の順番(敬称略)

全体的に後ろに強化指定選手が集まり、強力な感じとなっている。

今日のレースはやることを決めていた。

残り500mからスパートして後は粘る。先行力がどれくらいあるかを確認しようと思っていた。

しかし、レースと言うのは思った通りに行かない。

残り600m手前で吉川がスルッと飛び出す。彼は1kmTTの自己ベストが1分05秒程で絶対に先行させてはいけない。しかし、中嶋選手と穴澤選手は後ろの飛び出しに飛び付く作戦か前を追わず、ギャップができてしまう。

元々先行するつもりだったので自分で追うことにし、残り500mちょいから踏み始める。まじで差が詰まらんwww吉川速すぎワロタwww
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ラスト周回のラップは23秒0となりかなり速かった。

最後は後ろに着いてきていた澤田、鴨下に抜かれ4着

まぁこういう展開になるのはしょうがない。後ろは完全にお見合いになってたし。

でもケイリンは得意種目で勝っておきたかったので悔しい。

 

スプリント決勝

今日の最終レース。スプリント決勝となった。

対戦相手は山梨学院の澤田。

前回対戦したときはあっけなくストレート負けしている相手なので同じようにやったら負けてしまうのは明白だった。

まず1本目。自分がアウト側からスタートする。

ラスト周回に入ったところでも内側に張り付かれ、ラインを塞がれてしまう。

この時点でコースの優位性は無かったのでダッシュ時間の長さで勝負することにした。

コーナー外側は距離が長くなり不利だが、横並びでもがき続け、スタミナですりつぶす作戦。

横並びでゴールしたが、最後はトップスピードが足りず、差しきれない。多分奴はスピードA+だと思われる。(ウマ娘)

しかし、前回よりは接戦。また、もがき出してから突き放されていないのでまだチャンスはあると感じた。

 

2本目、自分がインからスタート。インスタートなので相手のラインを塞ぐことを意識して走る。

しかし、相手もそれを嫌いステアーラインより上に行かず、終止したの方で進行する。

そのまま自分が流し先行をし、捲ってきたタイミングで加速勝負に持ち込む。

こうなれば完全に体重が重く、パワーのある自分が有利。2本目は勝った。

 

3本目パワー勝負に持ち込めば勝てることが分かったので同じように行く。

今回は自分がアウト側で相手にコースを塞がれるのが嫌だったので相手の真後ろにピッタリつく。


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右からみられている時は左に行き、左からみられている時は右に行き、左右に揺さぶりながらプレッシャーをかけていく。

そして、ラスト1周のホームストレートでスルッとインを取る。

しかし、相手のフェイントにかかり、先に掛けさせられてしまう。

しかし、前に出たら横で合わせれば勝てるのは先ほど学んだので、意地で並走しきり、先着。

最初に1本取られたものの、後半2本を取ってスプリントは優勝となった。

確かな成長を感じた。


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【総評】

全体的にあと一歩タイムが足りていない種目が多いので、実力をしっかり付けていきたい。駆け引きは多少上手くなっていた。特に、自分の強みをしっかり活かして相手に勝つ方法を考えると言うのははしっかりできてきて来ていると思う。

また、このような状態でも大会を開いてくださった東京車連の方々、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

ノバコローナ ディスクホイール

この度、ノバコローナ様から新型ディスクの試用をさせて頂きましたので、感想をまとめておきます。

 

【第一印象】

最近多くなったレンズ形状のホイールではなく、CORIMAやSHIMANO PRO(旧)のような板ディスク形状。

恐らく、フレーム形状に影響を受けずにどんなフレームにも使えそう。近年ポピュラーなレンズ形状だとフレームに干渉しちゃう組み合わせとかも有ったりします。

ディスク表面がカーボン製で、新型アラヤやコメットに似ているなと言う印象。

【装着】

FUJIのTRACK ELITEに装着。干渉することもなく、クリアランスもしっかり確保して装着できました。


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【周回練習】

他のディスクホイールと特に変わった点は感じませんでした。よく廉価ディスクホイールにある重たい乗り心地になってしまうような事もなく、加減速にも不満無いです。

【もがき】

51-13で掛け下ろしをやりました。

タイムは11.5程。出力はアシオマパワーメーターで計測してMAX1450w程。

結構しっかり踏みましたが、板ディスクに有りがちな「たわみを感じる」「横剛性の不足感」と言うのは全く感じませんでした。

もがいてみて何も不満は有りません。

また、200mスタンも行い、18秒フラでした。

ゼロからの加速も不満なし。

軽い感触なので1kmTT等これでやったらタイムが出そうです。


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【気になった点】

気になった点が2つだけあります。

空気を入れる穴が真円形状なのですが、横に広すぎ、縦に短すぎで今回付いていたバルブだと少し空気が入れにくかったです。

ツイッターの投稿で見たところ、量産品では楕円形の空気穴に改善されているようですね!

 

恐らく、今回お借りした個体でタイヤの張りがバルブ付近でちょっと甘かったのかもしれません、カントが有るところでバルブがディスクホイール内部に当たってしまっているようで、タイヤ一周する毎に異音がしていました、また空気穴をふさぐ板がその影響で途中、脱落してしまいました。

大きいテープでかなりしっかり塞げば異音はするものの、脱落は防げました。

 

今回は貴重な機材を使って良い体験をさせて頂きました。

ノバコローナ様ありがとうございました。