東京都国体予選2021
先日東京都の強化指定選手になった。
ここからしっかり記録を残すことで国体のメンバーに選ばれる。今日はその選考対象となるレースである。
本日はスプリント、ケイリン、1kmTTに出場する。
朝は群馬から直行の井狩が車で迎えにきてくれた。いつもサポートしてくれている彼には本当に感謝しかない。
レースでの結果も彼のサポートがあってこそのものである。後でお昼ご飯を奢ることにする。
【天候】
晴れ 風はほんの少しなのであまり気にしなくていいレベル 気温は32~3度。暑い。
【機材】
フレーム:FUJI TRACK ELITE
前輪:フルクラム レーシングスピード
後輪:カンパニョーロ ギブリ(白)
スプリント予選54-13
1kmTT 54-15
スプリント1/2決勝52-13
ケイリン53-13
スプリント決勝53-13
【結果】
1kmTT 1:12.68
スプリント 優勝(予選11.69)
ケイリン 4位
【内容】
今日のレースは先月にTR9から乗り換えたTRACK ELITEのデビュー戦で、まだ2回しか乗れてないがローラーなどでポジションも合わせ用意もしっかりできていた。
まずは周回練習から。51-15の軽ギアを使って高体連OB3人で20周回。
最後にケイリンのロングスパートを見据えてストアーラインからの掛け下ろしで1周もがく。
脚も回ってるし感触も良い感じ。
まずはスプリント予選。タイムスケジュールがかなり過密でアップができない。周回練習をやってからローラーでアップをしたかったが、やむなくそのまま向かう。
競輪場の使用できる時間の都合などもあるのでしょうがないのだろうが、もうちょい余裕を持ったタイムスケジュールにして欲しい。アップが不十分でもがくのは怪我の恐れもあるし、あまりよろしくないと思う。
また、検車でもトラブルが発生してしまう。
今回の大会はJCFの競技規則に則って進められると書いてあったので、コックピットから見えない位置にサイクルコンピュータを付け、データを取るつもりだったが、検車のときに「付けられない、外してください。」と言われ、最初から検車をやり直してくださいと言われてしまう。
今回適用のルールでは付けられると思う、という話をしていると審判長が歩いてきて問題ないとの許可が降りるが、
時間が押してるから早く行けと言われて、そのまま出走させられる。
正直言ってこの対応はかなり不満だった。
運営側でルールの周知が共有されていないのはどうかと思う。また、出走するのが遅れたと警告を受けたが、検車で問題がなければ間に合っていた。
そんなこんなで集中力も切れ、あぁ、今日はタイムでないだろうなぁと思いながらかける。
結果は11.69の3番タイム。 11秒前半は出したいと思っていたのでこの結果は不満だが、上位4人の決勝には上がれたのでまぁ切り替えていくとする。
次は1kmTT。例によってアップはできない。
そもそもスプリント予選からプログラムが空いてないのでギアを変えるので精一杯。
木曜日の練習で調子のよかった51-15からディスクホイールなのも考えて少し重くし、53-15でやりたかったが、53がなく、やむなく54を使う。この選択は間違いだった。
スタンが上手く加速できず、後半も速度に乗りきれない。タイムは1:12.66
遅い。シングルは出さないと話にならん。
あとDHハンドル用意せないけない。
次はスプリント1/2決勝。
相手はラバネロの長尾さん。元チームメイト。
元々タイムはかなり速い人だったがここ最近は不調らしい。以前から1対1なら負ける感じでも無かった。
2コーナーで相手がしかけたので後ろにつき、ラストの直線で差した。上がりタイム11.83で決勝進出。
ケイリン決勝
今回のケイリンは7人と人数が多く、メンツも割と強力。周回の並びは
中島(日工大)-吉川(日大)-穴澤(無)-自分(BM)-長尾(ラバ)-澤田(山梨学)-鴨下(日体大)の順番(敬称略)
全体的に後ろに強化指定選手が集まり、強力な感じとなっている。
今日のレースはやることを決めていた。
残り500mからスパートして後は粘る。先行力がどれくらいあるかを確認しようと思っていた。
しかし、レースと言うのは思った通りに行かない。
残り600m手前で吉川がスルッと飛び出す。彼は1kmTTの自己ベストが1分05秒程で絶対に先行させてはいけない。しかし、中嶋選手と穴澤選手は後ろの飛び出しに飛び付く作戦か前を追わず、ギャップができてしまう。
元々先行するつもりだったので自分で追うことにし、残り500mちょいから踏み始める。まじで差が詰まらんwww吉川速すぎワロタwww
ラスト周回のラップは23秒0となりかなり速かった。
最後は後ろに着いてきていた澤田、鴨下に抜かれ4着
まぁこういう展開になるのはしょうがない。後ろは完全にお見合いになってたし。
でもケイリンは得意種目で勝っておきたかったので悔しい。
スプリント決勝
今日の最終レース。スプリント決勝となった。
対戦相手は山梨学院の澤田。
前回対戦したときはあっけなくストレート負けしている相手なので同じようにやったら負けてしまうのは明白だった。
まず1本目。自分がアウト側からスタートする。
ラスト周回に入ったところでも内側に張り付かれ、ラインを塞がれてしまう。
この時点でコースの優位性は無かったのでダッシュ時間の長さで勝負することにした。
コーナー外側は距離が長くなり不利だが、横並びでもがき続け、スタミナですりつぶす作戦。
横並びでゴールしたが、最後はトップスピードが足りず、差しきれない。多分奴はスピードA+だと思われる。(ウマ娘)
しかし、前回よりは接戦。また、もがき出してから突き放されていないのでまだチャンスはあると感じた。
2本目、自分がインからスタート。インスタートなので相手のラインを塞ぐことを意識して走る。
しかし、相手もそれを嫌いステアーラインより上に行かず、終止したの方で進行する。
そのまま自分が流し先行をし、捲ってきたタイミングで加速勝負に持ち込む。
こうなれば完全に体重が重く、パワーのある自分が有利。2本目は勝った。
3本目パワー勝負に持ち込めば勝てることが分かったので同じように行く。
今回は自分がアウト側で相手にコースを塞がれるのが嫌だったので相手の真後ろにピッタリつく。
右からみられている時は左に行き、左からみられている時は右に行き、左右に揺さぶりながらプレッシャーをかけていく。
そして、ラスト1周のホームストレートでスルッとインを取る。
しかし、相手のフェイントにかかり、先に掛けさせられてしまう。
しかし、前に出たら横で合わせれば勝てるのは先ほど学んだので、意地で並走しきり、先着。
最初に1本取られたものの、後半2本を取ってスプリントは優勝となった。
確かな成長を感じた。
【総評】
全体的にあと一歩タイムが足りていない種目が多いので、実力をしっかり付けていきたい。駆け引きは多少上手くなっていた。特に、自分の強みをしっかり活かして相手に勝つ方法を考えると言うのははしっかりできてきて来ていると思う。
また、このような状態でも大会を開いてくださった東京車連の方々、ありがとうございました。