第51回 JBCF全日本トラック1日目
実業団のトラックレースの中でも最大規模の大会であり、2年ぶり2回目の出場。
今年、一番狙っている大本命レースだった。
本レポートでは初日のレースを振り替える。
【結果】
1日目
スクラッチDNF
ケイリン1回戦6着
ケイリン敗者復活戦2着
2日目
ケイリン準決勝4着
【天気】
1日目
雨
12℃
【機材】
フレーム TR9
ホイール 前 レーシングスピード
後 プロディスク、アラヤディスク
ギア比 スクラッチ54-13
ケイリン1回戦55-13
2回戦54-13
【レース内容】
①スクラッチ決勝
54-13
本来ならスプリントを選ぶ所だが、チームメイトの誘いもあって中距離種目のスクラッチを選択した。
今回は400mを25周回10kmのレースであり、有力選手も多くかなりハイレベルなレースになるだろうとの前評判だった。
かつて高校生のときの国体予選で走ったきりであり、とりあえず挑戦してみるといった感じになった。
当日の天候は雨が降っていた上、気温もかなり寒く、この時他地区でやっていた学連のレースでは低体温症の選手が多発していたと言うほどの厳しい条件となった。
このようなときのレース前準備は高校のときからの経験を活かして、厚着をした上でローラーを使い、時間をかけてアップ、直前まで上着を着ておくという方法でアップを行った。
10時に競走開始
この試合にはチームメイトの井狩も出走した。
自分の戦略としてはレース中盤までは後方で待機し、中盤から徐々に集団前の方に上がるという作戦を立てていたが、位置取りが上手くできず、先頭に押し出されてしまうことが何度かあり、無駄に脚を使ってしまった。
その後はペースアップがあり集団が崩壊したタイミングで後方に取り残されてしまい、残り4周回の所で脚切りとなってしまった。
慣れない中距離種目であったが、あまり良いところも無く終わってしまった。ここでは切り替えてケイリンに備えて行くことにした。
②ケイリン1回戦 55-13
自分は1組目に出走となった。おそらく今まで自分が出たレースの中でもトップレベルのメンツの濃さ、今年のケイリンはかなりの強豪揃いとの評判だった。
レースは後方からの捲りで勝負するつもりで後方待機していたが先頭がペースアップしたタイミングで集団が割れ、後方に取り残されてしまった。
自分を追い込み1本の選手と思い込み、消極的なレースをしたことが仇となった。
ケイリン敗者復活戦 54-13
先ほど踏み遅れたことからフロントを54に換装した。
今回メカニックとして帯同してもらった小西さんには感謝しかない。速やかな機材調整が行えた。
今回、高校時代からずっと追い込みでやってきた作戦を変え、早めの仕掛けで逃げを打つことにしてみた。
敗者復活戦は3着までに入れば勝ち上がれるため、自分から前に積極的に動けば残れるだろうとの判断である。
スタートポジションは大外7番から、スタート前から呼吸を荒くし、酸素を取り込み、身体を意識的に震わせ、体温を高く保った。ぺーサーが離脱するまではリラックスして周り、打鐘のタイミングでスパートし、一気に前に出る。
内側で横浜高校の選手が粘っており、バックでは横並びの踏み合いになったがこっちの方がスピードは上。
じりじりと前に出て3コーナーからは外で粘っていた。
このままなら1着もある…!なんて考えていたが内から押され外にブレて、最後に布施選手に刺されて2着となった。
元S級の競輪選手は走り方も上手い。やっぱり強いのは強い!と思った。
余談だが17年の本大会では布施選手に手も足も出ないままにボロ負けしており、少し成長を感じた。
また、逃げ切りっ!Fallin' Loveとはならなかったものの、捲りしか勝負の選択肢が無かった自分にとって、このレースは本当に大きな収穫のあるレースとなった。
新しい勝ちパターンを見つけることができた。
この日の夜は車の中でウマ娘を視聴し
アウトバーン御殿場のアルビノヨウジョ選手に布教をすることができた。
また、夜ご飯はご飯が無限におかわりできるとのことでたくさん食べてスペシャルウィークになった。ゲヘ。
これは宿で眠そうなセイウンスカイ。
2日目レポートに続く。