大磯クリテリウム2020-2021 最終戦

今日で3ターン連続レースである。(不調)

今日は始めてチームメイトの宮本と一緒に出るレースと言うことで、結構楽しみにしていた。

せっかく二人で出るからと言うことで、行きの車内の中で今日、自分は宮本を勝たせるために走るから、と言う話をする。

脚を使わないといけない場面だけ自分が前に出て、それ以外はクリテリウムの経験値・スキルの高い宮本の後ろで走りコーナリング等を真似すると言う作戦。


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【結果】

自分24位(ビリッけつ)

宮本15位

【機材】

フレーム:リドレー NOAH(2017)

ホイール:カンパニョーロ シロッコ

タイヤ:コンチネンタル GP5000

F:6.0

R:6.0

【天候】

晴れ バックストレート向かい風爆風

【内容】

会場に向かうまでの間で宮本と作戦会議をする。

今日は自分はアシストに徹して宮本を勝たせるのが目標。彼はもうすぐ実習期間に入るので最後に勝たせて上げられればいいな、と思った。なんか調子も良いとか言ってたし。

あと、今まで自分のクリテリウムの走りは1人で出走して途中は耐え続けて最後だけ出る(理想としては)という形だった、今日はせっかくクリテリウムの経験値が高いチームメイトがいるから連携を使って勝ちに行きたい。

 

試走で確認した今日のコース状況は、ホームストレートが追い風、バックストレートが向かい風、今までに無いほど風が強く、バックストレートでは350wで踏んでも30km/h位しか出なかった。

理想の作戦としては、集団が一塊で最終周回に入った場合、向かい風のバックストレートで自分が集団の先頭まで上昇、小田原コーナーを先頭と宮本2番手で越え、

追い風のストレートは宮本のタイミングで飛び出して貰うというもの。

あまり逃げが決まるようなレースでは無かったし、自分は体重が重いので向かい風の中でのパワーの絶対値アドバンテージを活かして前を取りに行く。と言うことで話は纏まった。

 

出走直前、気合いを入れるために太ももを叩いたら周りの人が一斉に太もも叩き始めてクラッピング大会みたいになっててジワった。

リアルスタート後スピードが上がってコーナーへ、宮本のコースをなぞるように走っているので恐怖心は全く無い。上手く曲がれていたと思う。

早くも序盤で1人逃げを打ってる選手がいる。上手くスルスルっと抜け出した選手が居たようでいきなり割とギャップができている。

あまりに大きなギャップになるのは嫌だったので、ホームストレートを無理しない程度に引いて高めのペースを保っておく。バックストレートに入ってからはちょっと脚を使ってペースを上げてから交代したが、あまり上手く集団は回らない。集団はあまりこの逃げを危険視していないようだった。


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その後、集団は向かい風のバックストレートを引く人が全くおらず、どんどん逃げとの距離が開いていくという展開で中盤戦を迎える。このとき先頭は全く引こうとする人がいなくて、自分はこの時点で嫌な展開だなと感じた。宮本に追走に入ってよいかお伺いを立てるが風が強くよく聞き取れない。

とりあえず先頭でちょっと踏んで交代、ちょっと踏んで交代を繰り返し、「ローテ回そう!」と声をかけて集団の活性化を促したが、あまり効果は無かった。

まぁ、自分もゴールスプリント狙いだったらこんな向かい風の中で先頭引きたくないし、気持ちはよく分かる。


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このまま周回が進み、全く進展がないまま終盤戦に入っていく。

途中、2~3人の追走集団ができたりしていたが、いずれも不発に終わっていた。

自分も少しキツくなり、集団中ほどで宮本の番手に下がった。

この時点で逃げとの距離は感覚的に「自分が限界まで踏んで、その後に宮本がブリッジしたら届くか届かないか」位の距離感と判断した。

このまま誰も引かなければ恐らく、集団で2位争いをすることになるだろう。そうなればこのまま牽制ぎみで速度の上がらない集団内でスプリント力のある自分達はかなり有利になる。しかし、今日のレースではその選択肢を選ばないことにした。

自分が引き、ダメかも知れないけど先頭を捕まえる作戦で行く。

残り4周のホームストレートのときに宮本の横に行き、脚の残り具合を聞き、残り3周を切ったら自分が先頭を追う旨を伝える。

残り3周時は無理せずに前に出てローテーションしてくれる人がいるか確かめる。誰もいない。

残り2周のシケイン明けで宮本はしっかり後ろについてきている。この向かい風のバックストレートが脚の見せ所とばかりにゴリゴリ踏んでいく。

集団を縦に伸ばし、あわよくばギャップを空けて宮本のブリッジが単独になるように先頭で踏む。

小田原コーナーの立ち上がりで宮本が横をパスしていき、単独になっていたのを確認。

後ろに追走がいたので後ろについてプレッシャーをかけようとする。キツかったが何とか付けた。

あとは先頭集団で残れる間は牽制を引き起こし、宮本の単独抜け出しを確実なものにするのが自分の役目、

だったが1回先頭に出ただけであまり足止めはできなかった。力及ばず残念である。

自分はこの後、集団から千切れ24位のビリッけつでゴールとなった。(2回連続ビリ)

 

なお、宮本のブリッジは最後に失速し、集団に飲み込まれてしまい、我々の目論見は失敗に終わった。

 

ここからは反省点&良かった点

今回、敗因に繋がったのは踏める時間が短かったと言うこと。最後の局面であと30秒踏めればもう少し効果的な攻撃&アシストができたであろう。これはここから先のシーズンの乗り込みでしっかり強化していきたい。

また、後に宮本との会話で分かったが、最後に追いかけ始める局面で、宮本は集団内で勝負するかを迷っており、お互いの意志が一致しておらず、迷いを産んでしまっていた。これはコミュニケーション不足である。

連携をとるならもっとしっかりとコミュニケーションを取り、徹底して同じ目的に向かって動かなければ効果を発揮しない。

また、序盤に出来た逃げをしっかり追わず、結局逃げきりを許してしまったのは集団内にいるときの判断の甘さが原因である。もっと他選手との協調、牽引をしっかりできるようにならなければいけない。

 

良かった点は序盤から前を維持し、積極的に動けた事。

また、多少の迷いはあったものの、最後の連携で作った抜け出し追走は成功していたし、結果的に力が及ばなかったとは言え、あの局面で勝利を諦めずに積極的に動けたのは良かった。

このような実戦で経験を積めるレースは貴重であるので、今回不利な状況になってしまっても勝利を得るために最後まで方法を模索し、行動できたことは良い収穫になった。次回以降のレースに活かして行きたい。

 

 

うまぴょい
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俺がデカ過ぎてミヤが見えないな!w
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